チュートリアルから全力で心を折りにきます!
そもそもチュートリアルとはゲームの操作方法を、のんびり優しく説明してくれるパートですよね?
ゲームに不慣れなプレイヤーが序盤で離脱することを防ぐ役割もあるはず。
それなのにアーマード・コア6のチュートリアルは全力でプレイヤーを殺しにきます。
私は『ブラッドボーン』や『セキロ』をトロコンしていますが、アーマード・コア6のチュートリアルが難しすぎて冗談抜きで心が折れそうになりました。2時間以上、チュートリアルの武装ヘリに殺され続け、全く勝てる気がしません。
なぜチュートリアルから全力で殺しにくるのか?
わけがわかりません。
これはもはやチュートリアルではありません。
フロム・ソフトウェアからの挑戦状です。
これが俺たちの作りたいゲームなんじゃ~!
なんか文句あんのかー!
オマエにこのゲームがやれんのか?
ムリだと思うなら、さっさとやめちまえ!
と、フロムは言っているのです。
上等だ!やってやろうじゃねーか!
と言い返したいところですが正直に言うと尻尾を巻いて逃げ出したくなりました。
こんなのムリです。
でも、さすがにチュートリアルで挫折するのは口惜しい。
せめてチュートリアルだけは何としてもクリアしたい。
『ゲームばかりやっていた人』の誇りにかけて。
3時間後、ようやく武装ヘリを撃破。
大爆発する武装ヘリを見ても1ミリも嬉しくありません。
チュートリアルでこの有様じゃ、本編が始まったら一体どうなるのか?
不安しかない。
武装ヘリを倒した後、しばらくの間は順調に進みましたがチャプター1の最終ボスでまたしても大苦戦。
倒すのに3時間かかりました。
セキロの悪夢、再び……。
まだチャプター1ですよ?
つらい。
やめたい。
もう駄目だ。
泣き言を並べながらもズルズル続けて現在はチャプター4まで到達。
常に超高難度の状態が続くわけではありませんが、定期的に絶望的な状況が訪れます。
何故これほど難しくする必要があるのか?
理解に苦しみます。
ゲームの基本的な部分は素晴らしい。それは間違いありません。
ロボットのデザインも良いし、アクションも最高にかっこいい。
難度をもう少し下げて小気味よく進むことができたら気分爽快なロボットアクションゲームになったはず。
それなのに狂った難度設定のせいで全てが台無しになっているような気がします。
一体のボスを倒すのに3時間もかかると達成感よりストレスが上回ります。
なぜフロムゲーにはEASYモードがないのでしょう?
大抵のゲームにはありますよね?
「その選択肢はない」
フロムはキッパリと答えるはず。
まるで頑固一徹な職人が作ったゲームです。
完成したゲームは確かに素晴らしい。それは認めます。
でも、とにかく難しい。
前作の『エルデンリング』が比較的甘口だったので、ようやくフロムもライトゲーマーに優しいゲームを作るようになったのだなぁ~と安心していましたが、油断していたところにとんでもない挑戦状が叩きつけられてびっくり。
フロムは何ひとつ変わっていません。
もう少し難度を下げていれば……もしくは難度が変更できたなら間違いなく★5の作品だと思いますが私にはもう無理です。
私には合わなかったので評価は★3ですが超高難度ゲームが好きな『不屈のゲーム戦士』にとっては最高のゲームになるはず。
「我こそは!」と思う方はぜひ挑戦してください。
きっと夢のような体験が待っています。
評価