プロレスは好きですか?
そう問われたら大抵の人は困惑するはず。
目をキラーンと光らせ、嬉々としてプロレスの魅力を語りだす人は極めて少数派で、ほとんどの人は
「別に好きじゃないです」
と素っ気なく答えるのではないでしょうか?
私自身はどうかというと
「好きでした」
過去形です。
一時、プロレスが大好きな時期がありました。
テレビのプロレス中継は全て見て、それだけでは飽き足らずプロレスのビデオも見まくり、
プロレスの雑誌も読み耽っていた時期があります。当然、プロレスのゲームもやりまくりました。
今はプロレス中継を全く見ていません。
プロレスのビデオも見ないしプロレス雑誌も読みません。
プロレス熱は、すっかり冷めてしまいました。
なぜ昔はあんなにプロレスが好きだったのか?
あれは、いわゆる『若気の至り』だったのだと思います。
若者は暴力的なものに惹かれる傾向があります。
御多分に洩れず私も若い頃はバイオレンスが大好きでした。
映画を観る時は大体バイオレンス映画で、小説や漫画もバイオレンス系ばかり読んでいました。
無駄に体力が有り余っていたので毎日欠かさず腕立て伏せ500回、腹筋500回やっていました。
徹夜でゲームをすることもよくありました。
そういうイカれた若者だったのでプロレスに引き寄せられたのは当然の成り行きと言えるでしょう。
プロレスといえばバイオレンスの宝庫であり、イカれた技のオンパレードです。
たとえばドロップキックという技があります。
一般的なキックは、まず軸足に重心を移動し、全身の回転を利用してもう一方の足で蹴りを放ちますが、ドロップキックの場合、両足を揃えて相手に突っ込んでいきます。
良識のあるまともな人間がドロップキックを放つ人間を目撃したら「え!?」と思いますよね?
まともな人間はドロップキックなどしません。
通常のキックならば誰でも一度はやったことがあると思います。
学校の帰り道に石ころを蹴飛ばしたり、サッカーボールを蹴ったり、室内にある邪魔な物を蹴飛ばしたりすることは誰にでもあるはず。でもドロップキックを放つ人はそうそういません。
「生まれてこのかた一度もドロップキックをしたことはないし、この先もドロップキックを使う予定はない」
そう断言する人がほとんどのはず。
それくらいドロップキックは非常識なキックです。
ひとくちにドロップキックと言っても、そのバリエーションは豊富。
正面飛び式、スクリュー式、一回転式、串刺し式、打ち上げ式等々。
ドロップキックは一見、やぶれかぶれな無謀なキックですが、プロレスラーが放つドロップキックは
フォームが美しく、打点も高く、とても絵になります。実際に威力があるのか、ないのか、この際そんなことは、どーでもいい。そのワザに度肝を抜く『何か』があるのか?それこそがプロレス技にとって重要なのです。
たとえばジャーマン・スープレックス。
相手の背後から腰に手を回しクラッチして、ブリッジする要領で相手を後ろに反り投げるという大技。
投げられた相手は頭からマットに叩きつけられます。
常識では考えられない乱暴狼藉。
このワザの、さらに恐ろしい点は、かけられた相手だけでなくワザをしかけた方もダメージを食らってしまうことがある点。ブリッジが中途半端だと相手の体が自分の顔に乗っかってくるため、顔面に大ダメージを受けます。相手の全体重と自分の体重を自らの首で支えるため首にもダメージを受けます。
きちんとブリッジができれば問題ありませんが、なにかの加減でブリッジが崩れてしまうと技をしかけた本人が大ダメージを食らいます。
なぜプロレスラーはそんな危険な技を仕掛けるのか?
おそらくそれはジャーマン・スープレックスの見た目がカッコイイから。
トペ・コンヒーロやトペ・スイシーダ等の場外へのダイブ技も自分自身が痛い技であり、下手をしたら大怪我をします。なぜプロレスラーは、そんな危険な技を使うのか?
もちろん見た目がカッコイイからです。
そこにプロレスのロマンがあるからです。
通常、格闘技といえば、相手の攻撃をいかに避け、自分の攻撃を当てていくかが肝要。
しかしプロレスの場合、お互いの攻撃を受け合い、ふんばってみせることも重要です。
何故あえて相手の攻撃を受けるのか?
もちろんそれもカッコイイからです。
とんでもない荒技を受けて、フラフラになりながらも相手に立ち向かっていく姿は間違いなくカッコイイ!
「そんなのかっこよくないよ!」と、あなたは言うかもしれません。
考え方は人それぞれ。
『プロレス好き』は、あれをカッコイイと思うのです。
技を受けた時に、それほど痛くなくても大袈裟に痛がってみせることもあれば本当に痛くて我慢できずに痛がってしまうこともあるでしょう。どちらにせよ、相手の攻撃を受けて持ちこたえるためには強靭な肉体を作り上げることが不可欠。プロレスラーの凄さは、ただ単に強いだけでなく、相手の攻撃を食らっても耐えられる肉体の強靭さ、受け身の巧みさにこそあります。
あんなものはただのショーだと嘲笑う人もいます。
確かにショーかもしれません。
しかしあれは生半可なショーではありません。
どんなに優れたレスラーも試合中に怪我を負うことがあります。
受け身に失敗することもあります。
最悪の場合、命を落とすことだってあります。
鍛えに鍛えた強靭な肉体を持った人間が互いに技をかけあうのだから肉体が悲鳴をあげるのは当然です。
一見、野蛮な競技に見えますが、プロレスは決して野蛮なだけの競技ではありません。
そもそもプロレスラーはプロレスを愛してやまない人々です。
プロレスラーになりたい!
そんな夢を抱いた若者が血の滲むような努力を重ねて夢を実現した姿がプロレスラーです。
彼らは誰かに強要されて無理矢理戦わされているわけではありません。
プロレスを愛する者同士がプロレスのルールにのっとってプロレスの試合をしているのです。
プロレスラーは相手を殺したいなど1ミリも考えていないし、怪我もさせたくないと思っています。
そしてプロレスを見る観客もプロレスを愛してやまない人々です。
観客もプロレスラーの死など見たくありませんし怪我もしてほしくないと思っています。
観客が観たいのは一流のプロレスラーが繰り広げる健全なプロレスの試合です。
肉体と肉体のぶつかり合い、技と技のぶつかり合い、魂と魂のぶつかり合いです。
ある意味、プロレスラーは頭のイカれた人たちであり、それを喜んで観ている観客も頭がイカれた人たちです。
念のため言っておきますが私は決してレスラーや観客を蔑んでいるわけではありません。
むしろ彼らを羨んでいます。
頭がイカれるほど何かに夢中になっている人間の姿をとても眩しく感じます。
『心の底から夢中になれるもの』
それこそ、みんなが探し求めているものです。
彼らはそれを持っています。
夢を真剣に追い続ける人間の頭はジャンルを問わず、間違いなく、どこかがイカれています。
頭がイカれるほど夢中にならなければ、夢を実現することなどできません。
ある意味、人間は多少、頭がイカれていた方が良いのかもしれません。
吉田松陰風に言えば「諸君、狂いたまえ」です。
狂うほどの情熱を持って行動を起こさなければ、何も成し遂げることはできません。
そうは言っても社会に出て普通に働いていく場合、イカれた行為は極力慎む必要があります。
協調性も必要ですし、大人として礼儀正しく、行儀よく振舞う必要もあります。
つまり、自分の『イカれた部分』を封印しなければ社会人として上手く立ち回ることはできません。
イカれた部分をずっと封印し続けていると『イカれ』が萎縮して損なわれてしまうこともあります。
いわゆる『つまらない大人』の誕生です。
生きるためにやりたくもない仕事を続けているだけの毎日。
やがて心の底から夢中になれるものがなくなり、そうこうしているうちに老人になってしまいます。
私たちはもっと自分の好きなものに対して狂ったように突き進んでいくべきではないでしょうか?
しかし『好き』という感情も不変ではありません。
年齢によって自分自身が変化していくのだから当然『好み』も変化していきます。
私のゲームに対する情熱が冷めてしまう日も、いつか必ず来るはずです。
昔はあんなに好きだったプロレスが今ではそれほど好きじゃないのと同じように。
そんなわけで以前は大好きだったプロレスゲームも最近はめっきりやらなくなりました。
そんな私が再びプロレスゲームに手を出してしまったのは『WWE 2K24』がPlayStation Plusのフリープレイに登場したからです。人間は無料という言葉に弱い生き物。WWE 2Kシリーズは過去にプレイしたことがあり、その面白さは熟知しています。WWE 2Kシリーズは間違いなくプロレスゲームの最高峰です。その最新作が無料でプレイできるとなれば、やるしかありません。
久しぶりにプロレスゲームをやってみてどうだったのか?
いやぁ~、面白かった!!
WWE 2K24をプレイしていると、昔、プロレスが大好きだった頃の感情が鮮明に蘇ってきました!
そう!これだ!
これがプロレスだ!
私はこれが好きだったんだッ!
という感覚。
本当にこれは素晴らしいプロレスゲームです。
なんといっても『技』の種類が豊富。
多種多様なドロップキックも見事に再現されていますし、その他の蹴り技(ローリングソバット、フライングニールキック、レッグラリアート、トラース・キック、ケンカキック、浴びせ蹴り、延髄斬り等々)も美しく迫力満点に描かれています。
技を受けたレスラーの痛がり方もリアル!
ダイブ技を相手に避けられた際のレスラーの痛がる様子はもちろん、ダイブ技が成功しても、技を仕掛けたレスラーが痛がる様子がきっちり描かれています。過去に発売された和製プロレスゲームにはない『きめ細かな演出』に感嘆。
神は細部に宿る。
WWE 2Kシリーズの素晴らしさはプロレスラーの細かな仕草が丁寧に描かれている点です。
打撃技だけでなく投げ技や関節技、絞め技も豊富。大技だけでなく小技の数も膨大で、それぞれの動きが流れるようにスムーズで、ぎこちなさがありません。ゲームをプレイしていると本当にプロレスの試合を見ているような気分になってきます。そして自分の操作で、その試合運びを自由自在に行えるのですからプロレス好きにはたまりません。
このゲームをプレイして、「また実際のプロレスも観てみよう!」という気分にまではなりませんでしたが、「やっぱりプロレスゲームは面白いな~!」という結論に辿り着きました。これからもプロレスゲームは、ちょくちょくやっていこうと思いを新たにしました。
こういう現象はプロレスに限らず、様々なジャンルのゲームについても言えます。
たとえば野球。
私は実際の野球にはまるで興味がありません。
テレビの野球中継も全く見ませんが何故か野球ゲームは好きだったりします。
実際には興味がないことでもゲームでやると楽しいことが沢山あります。
そもそも私は基本的に暴力や戦いが好きではありません。
現実世界の私は文学や芸術を愛する平和主義者です。
闘うのはぜんぜん好きじゃありません。
それなのに戦うゲームは大好きです。
どうしてゲームでは戦いが楽しめるのか?
おそらく人間の闘争本能が呼び覚まされるからだと思います。
生きていくためには戦いが不可欠です。
大昔の人々は生き残りをかけて文字通りの死闘を繰り返していたし、今を生きる私たちだって毎日、「負けるもんか!」と歯を食いしばり辛い現実に立ち向かっています。生きるということは戦うことです。
平和を願っていても生き残るためには戦いも辞さず、戦うと決めたら徹底的に戦うのが人間です。
プロレスや格闘技は露骨に『戦い』ですが、一見平和に見えるスポーツも優劣を決めるという時点で『戦い』です。個人で行うスポーツも自分自身との戦いだったり、過去に誰かが残した記録との戦いだったりします。つまり人間は戦いが大好き。自分が勝つのはもっと好き。
戦いを否定しつつ、戦いを愛してしまう。
それが人間の性です。
結局、私がゲームを好きな最大の理由は、そこにあるのかもしれません。
話が随分脱線しました。
話をプロレスゲームに戻します。
そういえば、昔は和製プロレスゲームがたくさんありました。
ファイヤープロレスリング、新日本プロレス闘魂烈伝、オールスタープロレスリング、キングオブコロシアム等々。
私は和製プロレスゲームが大好きでした。
それが今では絶滅状態。
どうしてこんなことになってしまったのか?
理由は色々あるでしょうがWWE 2Kシリーズの登場も要因の一つだと私は思っています。
WWE 2Kシリーズこそプロレスゲームの最高傑作なので、ぶっちゃけ、このゲームがあれば他のプロレスゲームは必要ありません。そう思えるほどWWE 2Kシリーズは素晴らしいプロレスゲームなのです。アメリカのプロレス団体WWEのゲームなので登場するレスラーは当然WWEで活躍するレスラーばかりで日本人レスラーは数えるほどしか登場しません。日本のプロレスファンにとってはそこが大きなネックではありますがWWE 2Kシリーズはその欠点を補うシステムが、ちゃんと存在します。
コミュニティークリエイションという機能があり、そこには他のプレイヤーが作成した日本人レスラーが大量にいます。そしてそれを自由にダウンロードできます。このクリエイトレスラーのクオリティーが異様なほど高いのがWWE 2Kシリーズ最大の魅力です。顔写真を取り込む機能もあるため、様々なレスラーを本人そっくりに作成することが可能。それをダウンロードすれば日本のプロレスも思う存分楽しめるというわけです。
一般のプレイヤーが作成している為、作り手の熱意やクリエイト能力によって完成度は大きく変わってきます。同一レスラーを大勢の人たちが作成していますが、その出来映えには天と地ほどの差があります。本人そっくりのレスラーもいれば、「誰これ?」というレベルのレスラーもいます。その為、完成度の高いレスラーをゲットするには選別の手間がかかりますが、その手間も意外と楽しかったりします。
「なんじゃこりゃぁぁ!?全然似ていない!」と呆れたり、「う~ん……。頑張ってるけど惜しい……」と応援したい気分になったり、「凄い!完璧だ!この人、よっぽどこのレスラーに思い入れがあるんだろうなぁ~」と、感銘を受けたり。ゲーム本来の楽しみとはまた違った楽しさが得られます。
そうやって完成度の高い日本人レスラーをダウンロードしていけば日本で発売されていた日本のプロレスゲームよりも断然リアルで断然面白い日本人レスラーによるプロレスゲームが遊べます。こんな凄いものが発売されたら、日本で新しいプロレスゲームを作る必要はないのかもしれません。
コミュニティークリエイションでダウンロードできる日本人レスラーを、写真でいくつか紹介します。
ここに載せた写真は、ほんの一例で、他にも沢山の日本人レスラーがいます。
ゲーム本編で入手可能なレスラーはプロが作成しているのでコミュニティークリエイションでダウンロードするレスラーよりも断然リアルです。かなり昔のレスラーから最新のレスラーまで用意されているので幅広い年齢層が楽しめます。ゲーム本編で入手できるレスラーは、試合に勝利すると入手できるポイントを使ってゲットしていくという流れになります。これが一番簡単なレスラーの入手方法ですが、他にも特定のモードで特定の条件を満たした勝ち方をしないとゲットできないレスラーなどもいます。お気に入りのレスラーを簡単にゲットできない場合もあるので、その点はご留意ください。
女子プロレスラーが多数収録されている点も、このシリーズの大きな特徴です。
和製プロレスゲームでは男のレスラーだけというのが普通ですが、WWE 2Kシリーズは女性のレスラーも男性レスラーに負けないくらい大勢登場します(実際に数えたら男の方が多いと思いますがパッと見た限り、女性レスラーも大勢います)。
個人的には女子プロレスには全く興味がなく、テレビやビデオでも女子プロレスはほぼ見たことはありませんが、ゲームとしてプレイする分には新鮮な気分で楽しむことができました。
『美の暴力』とは本来、肉体的苦痛を伴う暴力ではなく、対象の美しさに強い衝撃を受けることを意味する表現ですが、このゲームの場合、美しい女子プロレスラーが実際に殴る、蹴る、投げとばす、絞める、極める、という暴力行為を繰り広げるので度肝を抜かれます。
格闘ゲームにも大抵女性キャラは登場しますが、あれはあくまで架空の戦いなのでそれほど衝撃は受けませんが、WWE 2K24に登場する女子レスラーは実在する人物であり、実際に女子プロレスラーとして生きているわけで、日々、殴ったり、殴られたり、ドロップキックを放ったり、ドロップキックを食らったり、コーナーポスト最上段からダイビングヘッドバッドを仕掛けたりしているわけです。凄まじい世界で生きているんだなぁ~と、しみじみ思わずにはいられません。
正直に言うと私は今まで偏見をもっていました。
プロレスは男がやるものであり、女性はやるべきではないと思っていました。
だからこそ、女子プロレスは意識的に見ないようにしていました。
でも、女子プロレスラーも男のプロレスラーと同じようにプロレスを愛してやまない人たちのはず。
プロレスを愛してやまない女性たちがプロレスのルールに則ってプロレスの試合をしているのです。
女性だろうと男性だろうとプロレスをやるのは個人の自由であり、女性だからプロレスをやるべきではないという考えは、ちょっと違うな、と思うようになりました。
WWE 2Kシリーズ唯一の欠点は日本語版が出ていないところ。
ゲーム内の音声、テキストはすべて英語です。
なぜ日本語版を出さないんでしょう?
日本語版が出れば日本のプロレス好きが大勢買うはず。
売上の大幅アップは確実なのに何故出さないのか本当に不思議です。
このゲームを購入する日本人が増えれば、今まで日本のプロレスにしか興味のなかった人たちもWWEプロレスに興味を抱くことでしょう。ABEMAの無料動画でWWEの試合を観られるようなので、ゲームをきっかけにそれを観る人も増えて、さらにWWEが好きになる人もでてくるはず。日本語版の発売はWWEに大きなメリットをもたらします。
英語版しかないから買わないという人も大勢いると思いますが、基本的にアクションゲームなので英語が苦手でも何となくプレイしているだけでそれなりに楽しめます。ネットで検索すれば日本語の操作方法も出ているのでそれを見れば問題なく遊べます。現時点で最新作のWWE 2K24の情報は少ない為、もし知りたい情報がネットに無い場合、前作の2K23や2K22で調べてみるのも手です。操作方法やゲーム内の仕組みは前作とほぼ同じなので2K24で調べて入手できなかった情報が2K23や2K22で検索するとヒットすることもあります。ただし、2K18等は操作方法が全く違うのでご注意ください。
私もそうやってネットで色々調べて2K24をプレイしています。
プロレスが好きならきっと楽しめるゲームなので、英語に抵抗を感じている方もネットで情報を集めて遊んでみてはいかがでしょうか?
少し面倒ですが、面倒を乗り越えた先に最高のプロレスゲームが待っています。
あくまで個人的な感想ですが、2K24は現時点で最高のプロレスゲームだと思います。
前作の2K23をプレイした方にとってはそれほど進化が感じられないかもしれませんが私の場合、新しいプロレスゲームに手を出したのは6年ぶり(2K18以来)なので、2K18と比べると全体的にかなりレベルアップしたように感じました。
「凄く興味はあるけど英語版だから購入しても楽しめないかもしれない」そんな不安を抱いている方に燃える闘魂、アントニオ猪木の言葉を贈ります。
この道をゆけばどうなるものか、
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ!
評価
PS5版↓
PS4版↓
おまけ
このゲームの肝であるコミュニティークリエイションの利用手順を書いておきます。
コミュニティークリエイションを使えば他のプレイヤーが作成したクオリティーの高い日本人レスラーを大量にダウンロードできます。最初にオンラインモードを選ぶとメールアドレスの入力を要求されるので、まずはメールアドレスを入力しましょう。一度入力すれば次回からは入力しなくても大丈夫です。メルアドなど入力したくない!という人もいると思いますが、残念ながらメルアドを入力しないとコミュニティークリエイションは利用できません。メルアドの入力は面倒だし、なんだかイヤですよね。私もイヤでした。でも、メルアドを入力しても変なことは起こらないので入力しても大丈夫です。
メルアドを入力するとコミュニティークリエイションが利用できるようになります。
COMMUNITY CREATIONSを選び、DOWNLOADS→SUPERSTAR→の順で選んでいくと下のような画像が現れます。
そうしたらSEARCHボタン(コントローラーの△ボタン)を押します。
レスラーの出来映えに納得できたらダウンロードしましょう。
レスラーの一覧画面で気に入ったレスラーがいない場合、R2ボタンを押すと次のページに移動できます。
ちなみに画像に『!』がついている場合がありますが、これはそのレスラーが装備しているものをプレイヤーが所持していない為、ダウンロードできないという意味です。『!』がついたレスラーをダウンロードしようとすると、下の写真のように不足しているアイテムが表示されます。
この場合はTHE HURRICANEというレスラーを購入(課金ではなく試合に勝利して入手したポイントでゲットできます)すればダウンロードできるということです。アイテムを入手するのが面倒なら『!』がついていないレスラーを選ぶという選択もあります。
ダウンロードしたレスラーが気に入らなかったら簡単に削除することもできるので気になったレスラーがいたら気楽にダウンロードしましょう。コミュニティークリエイションでダウンロードしたレスラーの外見に手を加えてさらに自分好みに変更したり、使用する技の入れ替えをしたりすることも可能です。
外見に手を加える場合はCREATIONS→SUPERSTAR→EDIT CUSTOM SUPERSTARの順で選び、変更したいレスラーの画像のEDITを選びます。顔を変更したい場合はFACE、体を変更したい場合はBODY、髪型や服装を変更したい場合はATTIREを選択します。ATTIREを選択するとレスラーの全身画像が表示されるので変更したいレスラーの画像を選びます。次にEDIT ATTIREを選び髪型を変更したい場合はAPPEARANCE→HAIR & FACIAL PARTS→HAIRで髪型を変更できます。
服装を変更したい場合はATTIRE→CLOTHINGです。
WWE 2K24は他にも数えきれないほど様々なエディット機能があります。
例えば新しいタッグチームを作ったり、入場シーンのパフォーマンスを変更したり、もうきりがありません。とても書ききれないし私自身、そろそろ長文で疲れてきたので後のことはグーグル先生にお任せしたいと思います。気になったことはネットで検索すれば大体解決すると思います。検索のコツはWWE 2K24にこだわりすぎないこと。2K24で検索してヒットしない場合、2K23で検索するとヒットすることがあります。
例えばタッグチームで入場する際、プレイヤーが即席で作ったタッグチームの場合、二人のレスラーがばらばらに入場してしまいます。これを同時に入場させるにはどうすればいいのか?そのやり方を調べようとして『WWE 2K24 タッグで二人一緒に入場』で検索すると『WWE 2K23 TAGで一緒に入場するやり方』という動画がヒットします。細かい部分で違う所もありますが、この動画を見れば大体やり方がわかります。