ブリヂストン電動アシスト自転車TB1e

ブリヂストンtb1e
目次

乗るたびに嬉しくなる自転車

TB1eを購入するまで私は電動自転車に乗ったことがありませんでした。
「電動自転車って、どんな感じなのかなぁ~」という、うすぼんやりとした興味や憧れはありましたが、
別になくてもいいし普通の自転車で十分だと思っていました。
そんな私が電動自転車購入に踏み切った理由は今まで乗っていた自転車が買い替え時期にきていた為です。
当初は普通の自転車を購入する予定でしたが、せっかく買い替えるなら電動自転車も検討してみようと思い、ネットで色々調べてみました。

ひと昔前の電動自転車と比べると最近の電動自転車のデザインは随分洗練されたものに
なっているようです。
それに、とても楽に乗れるらしい。
「いいなぁ、電動自転車。欲しいな~」
ネットを眺めているうちに私の物欲に火がつきました。

実は私、自分用の自転車を二台所有しています。一台はカゴがついたいわゆるママチャリ系自転車。
自転車で買い物に行く時はこれに乗ります。もう一台はブリヂストン アンカーという
スポーツ自転車。
純粋にサイクリングを楽しみたい時はこれに乗ります。
今回買い替え時期にきていた自転車はママチャリ系の方です。
つまり、買い物が楽にできる自転車が欲しかったわけです。
そういう条件で電動自転車選びをすすめているうちに、「ブリヂストンTB1eが良い」という結論がでました。
私は男なので見た目がいかにもママチャリっぽい自転車にはやはり抵抗があります。
その点TB1eの見た目はクロスバイク風で、そこそこかっこいい。
カゴを取り付けると急激にダサくなりますが個人的には許容範囲です。

TB1e
カゴを取り付けたTB1e


本格的なクロスバイクは錠や泥除け、サイドスタンド、LEDライトなどは別売で後付けしますが
TB1eにはそれらが最初からすべて標準装備されています(カゴはオプションで後付け)。
買ってから後悔するのは嫌なので、とりあえず自転車屋さんで試乗してみることにしました。
実際に試乗してみると、あまりの快適さに度肝を抜かれました。
まず、ペダルを踏みこんだ時の爆発的な発進力に驚愕。
まるでロケットスタートです。
そのままぐんぐん加速して一気に最高速度に達するような感じ。
これはもはや自転車を超越した乗り物だと思いました。
即、購入を決定。
でも、後になって気づいたことですが自転車屋さんの試乗コースにはちょっとしたカラクリがありました。
自転車屋さんが意図的にそうしたわけではなく、スペース上の問題でそうなったのかもしれませんが私が走った自転車屋さんの試乗コースはスタート地点から最初の曲がり角に到達するまで数十秒ほどしか、かかりません。
曲がり角にきたら当然減速し、そこからまた加速していくわけですが、数十秒後に再び曲がり角になり減速し加速するという繰り返し。
つまり、試乗コースでは常に爆発的な発進と加速を味わうことになり、試乗している者は快適な乗り心地に大喜びしてしまうという寸法です。電動自転車という乗り物は発進時やスピードが遅い時は電動アシスト機能が大きく働き楽々進むことができますが、ある程度加速すると電動アシスト機能がストップします。
電動自転車のアシスト機能が働くのは時速24kmまでと道路交通法で決まっているためです。そこからさらにスピードを上げるには自分の力だけでペダルをこぐことになり、車体が重い分、普通の自転車より疲れます。
実際の路上は直線の道がどこまでも続くわけですから試乗コースとは随分勝手が違います。
公道を走りその事実を実感した時は正直がっかりしました。
でも、私はそもそもTB1eを買い物用自転車として購入したのでそれほどスピードには期待していませんでした。
自転車で速く走りたい時はもう一台所有しているスポーツ自転車に乗ろうと思っていたのです。TB1eは以前乗っていたママチャリタイプの自転車よりもスピードは出ますし圧倒的に楽です。
何と言っても爆発的な発進力と加速力が心地よく、TB1eに跨り、発進するたびに思わず
笑みが浮かんでしまうほど嬉しくなります。さらにこの自転車、坂道が本当に楽です。
私がもう一台所有しているスポーツ自転車は変速段数が27段あり、軽いギアでペダルを
踏めば当然、急な坂でも楽々進むことはできます。ただし軽いギアで進むとペダルがクルクル回転して、楽だけど違和感を覚えると言うか、なんだか気持ち悪いと言うか、
「あ~今、自分は坂道を進んでいるのだなぁ~」と、しみじみと感じ、どちらかというと不快感を覚えてしまうのですがTB1eに乗っていると、そういう不快感が一切ありません。
むしろ快感。
そもそもTB1eの場合、坂道を進んでいるという感覚がまったくありません。
坂道を軽いギアで進む時に感じる、あのペダルがクルクル空回りするような感覚が無い。
平地を進んでいる時と同じ感覚です。
まるで、この世から坂道が消滅してしまったかのようです。
以前は坂道が大嫌いでしたがTB1eに乗るようになってから坂道が大好きになりました。
「もっと坂道をくれ!」と叫びたくなるほどです。あと、向かい風の中を進むのも楽です。
向かい風の中で自転車に乗るとなかなか進まなくてイライラするものですがTB1eの場合、向かい風で減速するとアシスト機能が強く働き、楽にペダルを踏むことができます。その結果、通常の自転車よりも快適に進めます。

純粋にサイクリングを楽しみたい時はスポーツ自転車に乗ろうと思っていましたがTB1eが快適すぎて最近はこれしか乗っていません。
スピードは間違いなくスポーツ自転車の方が出ますが速く走るにはそれなりに頑張ってペダルを踏まなくてはいけません。
それが面倒くさい。
我ながら堕落したものだと思います。
でも、やはり楽な方がいい。

購入前にネットで色々調べている時はいくつか不安要素がありましたが実際購入してみると、ほとんどの不安要素が杞憂でした。
たとえばブレーキの問題。ネットではブレーキの効きが悪いとかブレーキの音がうるさいなどという情報を見かけましたが実際に購入してみると特に問題は感じませんでした。ひょっとしたら個体差があるのかもしれませんが私が購入した物は異音もしませんしブレーキの効き具合も問題ありません。標準装備されているLEDライトが暗すぎて役に立たないという情報も見かけましたがこれも個人的には十分な明るさだと感じました。もちろん感じ方は人それぞれでこれはあくまで私の個人的な感想ですが少なくともママチャリレベルのブレーキや照明能力はあります。
カゴに関してもネットでTB1e用の純正カゴの画像を見ると、やけに横長で小振りな感じで「これじゃあ薄い鞄しか入らないんじゃないか?」と思いましたが実際に使ってみると意外と荷物が入ります。一般的なママチャリのカゴと比べると確かに横長で小振りなのですがスーパーマーケットなどで買い物袋にたくさん物を買ってもカゴの中にきっちり収まりました。
買い物用自転車として普通に使用できます。

tb1eのカゴ
横に細長いカゴですが意外と物が入ります。


長距離移動も楽なので純粋にサイクリングを楽しみたい時もTB1eばかり乗っています。
ずっと普通の自転車を使ってきたけどそろそろ電動自転車に乗り換えてみたいと思っている方に激しくおすすめします。きっと驚きの体験が待っていますよ。
ただし、電動自転車で速く走りたいと思っている方は絶対にこの自転車を購入してはいけません。
TB1eは速く走るための自転車ではありません。あくまで楽に走るための自転車です。
スピードはママチャリと同レベル、もしくはちょっとだけ速いくらいです。
一応ギアが7段ありますが7段目で走ると電動アシストが切れるので実際は6段くらいまでしか使いません。
そういう自転車なのでスピードを出して走りたい方が購入すると間違いなくがっかりします。
そこそこのスピードで楽に走りたい。そんな方に最適な自転車です。
バッテリーの持ちも良いので頻繁に充電しなくても大丈夫。走りながら充電する回復充電機能もあります。
のんびり、まったり生きていきたい人間にとって最高の自転車です。
サドルが若干硬いので人によってはお尻が痛くなるかもしれませんが自転車屋さんで簡単に柔らかいサドルに交換してもらえます(有料)。
自転車屋さんに置いてあるサドルの種類は少ないのでアマゾンなどで自分好みのサドルを購入して付け替えるのも良いと思います。
自分で交換するのが難しい場合はアマゾン等で購入したサドルを自転車屋さんに持ち込めば有料で取り付けてもらえます。
私はTIOGA ACENTIAパックスオーラというサドルをアマゾンで購入して自分で取り付けました。
長時間乗ってもお尻が痛くなりません。

評価

カラーラインナップはブラック、ネオンライム、オーシャンブルー、マットグレーの四色。

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